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【GTA】幻の「GTA: Tokyo」の中身が明らかに ―日本刀が主役、日本のスタジオが開発予定だった


Rockstar Northの元テクニカルディレクターObbe Vermeij氏が、お蔵入りになった「GTA: Tokyo」の詳細を語りました。日本刀が大きな役割を果たす予定で、開発は日本のスタジオに委託される計画だったとのことです。契約が結ばれる前に話が立ち消えになりました。

今回のポイント
・日本刀がゲームの大きな要素になる予定だった
・GTA IIIの基本フォーミュラを維持する方針
・開発は日本のスタジオに委託、Bullyと同じ体制を想定
・東京は候補地の中で最も検討が進んでいた
・「契約は一度も結ばれなかった」
・ほかにロンドン/パリ/リオ/モスクワ/イスタンブールも候補

Bully方式で日本のスタジオが開発する計画だった

このプロジェクトを主導していたのはRockstarのニューヨークオフィスでした。Rockstar Northは計画自体は把握していたものの、候補となった日本のスタジオとは直接のやり取りがなかったといいます。

開発体制として想定されていたのは、Bullyと同じモデルです。Bullyは、Take-Twoが買収したBarking Dog Studios(後のRockstar Vancouver)が制作したタイトルで、Rockstar Northが技術とコードを提供した上で、Vancouverチームが独立して作り上げました。GTA: Tokyoでも同様に、既存のツール一式を日本のチームに渡す形が検討されていました。

ヤクザは理由ではなかった

GTA IIIでヤクザが大きな役割を担っていたことから、そこが東京編の布石だったと見る向きもありました。しかしVermeij氏によれば、GTA IIIのヤクザ勢力は初代と2作目から引き継いだだけで、東京編を見据えたものではなかったといいます。

Rockstarが日本のスタジオに委託しようとした理由は別にありました。日本の文化をより正確に捉えられるのは現地の開発者だという判断です。GTAシリーズは日本市場で欧米ほどの成功を収められておらず、現地で作られた作品なら日本のプレイヤーに届き、その後で西側市場に展開できるという狙いがありました。

Rockstar共同創業者のSam Houser氏もチームを訪れて東京構想について議論し、プロデューサーのLeslie Benzies氏はより直接的に関わっていました。それでも、制作段階には到達しなかったというのがVermeij氏の説明です。

今のGTAに海外舞台は現実的ではない

Vermeij氏は、日本のストリートレース文化など東京ならではの可能性はあったと振り返りつつ、現代のGTAの規模とコストを考えると海外舞台のスピンオフは極めて難しいと語っています。リオ、モスクワ、イスタンブールについてもRockstar Northのオフィス内でアイデアを出し合っていたそうですが、GTA規模のゲームで何かにコミットするのは非常に難しいと述べています。

同氏は以前、Rockstarは実質的にアメリカの都市を繰り返し使わざるを得ない状況にあるとも指摘しています。誇張されたアメリカ文化はパロディにしやすく、世界中のプレイヤーに馴染みがあるためです。現代のGTA開発にはおよそ20億ドル規模の投資が必要になるとVermeij氏は見積もっており、馴染みのない海外舞台は大きな財務リスクになります。

その流れはGTA6にも続いており、舞台はバイスシティとレオニダ州です。発売は2026年11月19日を予定しています。

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